韓国での演奏のきっかけ
高校時代、「県で韓国の高校生と交流するための演奏チームが組まれること」「オーディションに参加してみないか」と部活の顧問の先生よりお話をいただきました。
このプロジェクトは日韓の文化交流を目的に組織され、県内の高校生から演奏者が選ばれる仕組みでした。オーディションは実技演奏で行われました。
オーディションの準備と挑戦
演奏技術の磨き上げ
オーディションを突破するために、1ヶ月間にわたって、先生や仲間と練習を重ねました。特に音程の正確さと表現力を高めるため、毎日録音を聴きながら自己分析を行いました。オーディションには、先生に勧められた「モーツアルト クラリネット協奏曲」とし、部活動以外に、朝の授業前、・昼休みを練習にあて、とにかく練習に励みました。
緊張との向き合い方
オーディション当日は緊張感が高まりましたが、深呼吸をして心を落ち着け、練習通りの演奏をすることに集中しました。当日朝は、かなり早く目覚め、クラリネットのベルに布をつめて音を出さないようにし、練習したことを覚えて今鵜r。
選抜された喜び
選考結果を聞いた瞬間の喜びは、今でも鮮明に覚えています。県代表として海外で演奏するという大きな責任を感じながらも、夢が叶ったことへの感動があふれました。この瞬間をきっかけに、さらに自分を磨きたいという思いが強まりました。
韓国の高校での演奏体験
温かい歓迎
韓国に到着した私たちは、現地の高校生や教職員から温かく歓迎されました。学校では吹奏楽部の生徒たちとの交流時間が設けられ、言葉の壁を超えて音楽を通じたコミュニケーションが広がりました。
心に残る演奏会
高校の体育館で行われた演奏会は、多くの生徒や地域の方々が訪れる盛大なイベントとなりました。私たちの演奏はもちろん、日本の伝統的な楽曲を披露した際には特に大きな拍手が送られ、演奏者として感激する瞬間となりました。
文化交流を通じて得たもの
異文化理解の深化
現地の高校での演奏や交流を通じて、日韓両国の文化の違いや共通点を直接感じることができました。音楽が持つ普遍的な力によって、新しい視点で自分たちの文化を見直すきっかけともなりました。
特に、戦争が残した二つの国の間の問題など授業ではわからなかったことも知り、それでも、同い年の高校生がみんな笑顔で話しかけてくれることがとてもうれしかったことをよく覚えています。
帰国後の影響
この韓国での経験を通じて、音楽が持つ可能性の大きさを改めて実感しました。異文化の人々とつながりを持つことで、国際的な視野が広がると同時に、自分たちの音楽がもたらす影響について考えるようになりました。
また、この貴重な体験は、今後の音楽活動や人生全般において大きなモチベーションとなっています。
まとめ
厳しいオーディションを経て韓国で演奏した経験は、私にとって音楽の力と文化交流の素晴らしさを再認識する特別な機会となりました。
音楽を通じて築かれた絆や得た教訓は、私の人生においてかけがえのない宝物です。これからも音楽を通じて新しい挑戦を続け、その可能性をさらに広げていきたいと思います。
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